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9.252023
マイナンバーカードの利点とイマイチな点
いっとき 新聞紙面を賑わせた マイナンバーカードにまつわる『不適切な扱い』。
記事を読んでみると、個人情報との紐づけが 不正確であったというのが大筋。
金融機関の出自はもとより、既往症のような 生死にかかわる情報の混乱は、国民の生命と 財産の安全を 揺るがせにする一大事です。
主権者からの厳しい視線、行政には 事の重大さを 嚙みしめてもらわないわけには いきません。
システムの不備は 喫緊の課題ですが、一方で 利便を感じる「一部の国民」に 私も属します。
ちゃちな話では ありますが、各種住民票や 印鑑証明が コンビニで取れるのは 便利なんですよね。
特に、進学で 遠方に居住する子供たちが 住民票を取得する場合には 威力を発揮しています。
しかしながら。
先日、この春に 進学した娘から
「非課税証明が欲しいんだけど」とメッセージがありました。
『自治体による非課税の証明=所得証明によって課税額ゼロ』であれば十分という書類。
なんだか 『マイナンバーカード+コンビニ』で取得できそうな感じ🌟
娘にはもちろん、マイナンバーカードを取得させてあります(ポイントも頂戴しました)。
実際、娘が住民票を移さずにコソッと転居していれば 手軽に取得できた書類でした。
コンビニ+マイナンバーカードの組み合わせで、『現住所の所得証明書』は入手できるからです。
けれども、律儀に 住民票を移し替えていたために、結論は「×」が答え。
R5.1.1時点で浜田市民であった娘。
転居先から 課税証明書を コンビニで取得することは 出来なかったのです。
ことさらに システムの気の利かなさを 責めるつもりもありません。
- 試行錯誤
- スクラップビルド
この二つを 適切に繰り返してほしいかな、というくらいです。
行政書士の仕事の立場から、戸籍&住民票という規律に、戸惑ったり 恩恵を感じたり。
良きに付け 悪しきにつけ、です。
願わくは、生命などに関わる 重大な情報を紐づけするIDとしてではなく…
安直でいいので、国家資格などの証明から初めてみれば
誰も 怪我をしなくて済むのでは ないかなぁ・・・と思う次第です・・・